効果がある勉強法とは?〜能動学習が最強の勉強法である〜
どうも、オシエルです。
皆さんは「能動学習」(アクティブラーニング)という学習方法を聞いたことがありますでしょうか。
これは2013年にアメリカのケント州立大学という大学の研究で効果があることが証明された勉強法です。
ケント州立大学は一般的によく使われている学習法を10個選び、効果があるもの、ないものを調べ上げました。
①調べた勉強法
そんな勉強法聞いたことねえよ!っていう単語がいくつか含まれていると思うので、ひとつひとつ解説していきます。
どれが効果のある勉強法なのか予想しながら読み進めていってみてくださいね。
⑴テキストの再読
何度もテキストを読み返す方法です。
教科書を7回読み返せ!という勉強法とかもたまに聞きますよね。
⑵インタロゲーション
本の内容や学んだことを「本当なのか?」と鵜呑みにせず、疑問を持ち、自分で調べてみたりすることのことです。
⑶自己解説
学んだこと、得た情報をすでに自分の持っている情報と結びつけて考えたりすることのことです。
例えば「テストの時などに来る緊張は実はパフォーマンスを上げる!」という情報を見たときに、「部活の大会で自分の出番の時に緊張がいい集中力になって結果を残せたなあ」というようにです。
⑷要約
テキスト、本などを読んだ時にその内容をまとめたりすることのことです。
⑸ハイライト
アンダーラインを引いたり、マーカーで文章を色付けたりすることのことです。
多くの人がやっていますし、学校の先生にやらされた人も多いのではないでしょうか。
⑹キーワードメネモニック
学んだ内容の重要なキーワードだけを抜き出してメモしていくような方法のことです。
⑺テキストイメージング
テキストの内容を頭のなかで図のようにイメージすることのことです。
⑻分散学習
勉強時間を細切れにしていろいろなジャンルの勉強を織り交ぜる方法です。
1時間ある時に20分英語ー20分数学ー20分物理のようにします。
⑼インターリービング学習
分散学習をさらに細切れにしたような勉強のことです。
例えば英語カテゴリーの中でも15分リーディングー15分ライティングー15分リスニングー15分スピーキングのように分けて勉強をします。
⑽模試
テストや問題を解くことです。
②効果が低かった勉強法TOP3は...?
1.ハイライト
2.キーワードメネモニック
3.要約
でした。
アンダーラインやマーカーは学校などでも多く行われているのでびっくりですね。
③効果が高かった勉強法TOP3は...?
1.模試
2.分散学習
3.インターリービング学習
です。模試、分散学習は群を抜いてよかったようです。
④効果があるものの共通点とは
効果があることが証明された勉強は全て能動的に学習することを手助けしてくれる学習法でした。
はじめにも書きましたが、能動学習(アクティブラーニング)が最強なわけです。
模試などを行うと、答えをひねり出そうと脳が活発に、能動的に動くようになりますし、細切れ型の学習を行うことでずっと1教科を行う勉強のやり方をしている時よりも集中した、能動的な勉強が行えます。
皆さん自分の勉強を思い返してみてほしいのですが、1時間同じ勉強を続けた時の最初の20分と最後の20分の集中力はどちらの方が高かったですか?
おそらく最初の20分だと思います。
細切れでジャンルを切り替えることで、常に最初の20分の集中力で勉強が行えるから効率が高いというわけですね。
この研究でわかったことは〇〇という勉強が良い!ということではなく、アクティブラーニング化された学習なら全て良い。とのことでしたので、ここに出てこなかった勉強法に関しても、「今自分はこの学習を能動的に行えているのか?」ということを意識しながらアクティブな勉強に切り替えていくことで効果の高い勉強法になっていきます。
アクティブな勉強ってどんな勉強だよ!って方のために最後にラーニングピラミッドと呼ばれるアクティブになればなるほど定着率が高まることを示した図をお見せして、本日の記事とさせていただきます。
この記事や下の図を参考に、自分の勉強方法を構築していってみてくださいね!